モデル栗原類(21)が10日、都内で、自著「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」(KADOKAWA)出版記念イベントに出席した。

 栗原は8歳の時、当時在住していたニューヨークで発達障害と診断された。「ファインディング・ニモを見てドリーの話をした時に、母から自分の障害について言われた」という。「ツイッター等では話題にしていたので隠しているつもりはなかったのですが、テレビ番組で(発達障害のことを)話したらすごい反響でした。角川さんから話をもらって、障害を持つ人だけじゃなく読んでくれた人全てがちょっとでも得するような本になれば」と出版のきっかけについて話した。

 帯はピース又吉直樹が担当し、対談も収録されている。「昔からファンで、テレビ番組の共演で知り合いました。でも人見知りなのでどう声をかけていいかが分からず、『肩揉みましょうか』って。そこでメールアドレスとか交換して、今回対談も受けていただきました」。書き上げるまでに1年弱かかっているというが、「小学校時代の記憶があまりなくて、母や主治医、親しい友人に話を聞きながらだったので。でも、ちょっと時間がかかり過ぎました」と話した。

 「この本を読んでくれた人が、あきらめかけていた夢を再び目指すきっかけになればうれしいです」という言葉で最後を結んだ。

 以前に共演経験があるベッキーについては、「本人の意志で今があると思います。僕は何も言えないけど、本人の意志を尊重したいと思います」と話した。