アイドルグループ「仮面女子」が4日、都内の専用劇場でライブを行い、千葉・いすみ市太田洋市長(68)の表敬訪問を受けた。

 出会いは今年8月、東京・秋葉原で開催された「第2回全国ふるさと甲子園」だった。市長は「私が間違えて仮面女子の楽屋でお茶を飲んでいた」。

 再会は2カ月後の10月。同市で開催された「大原はだか祭り」に仮面女子が参加してサーフィンを体験した。市長は「(メンバーの)神谷えりなさんは2時間くらいで乗れるようになっていた。来年は世界選手権に出られる!」とリップサービス。3度目となった今回は市長が同グループの専用劇場を初訪問する形で実現した。市長は同市名産「伊勢エビ」「米」「えびせん」をプレゼントした。

 神谷が「ぜひ私たちをいすみ市観光大使に…」と切り出すと、市長は「『いすみ市萌大使』ならいいですよ。もうちょっと頑張ってもらえれば、観光大使に昇格できます」と見習いの位置づけとなる「いすみ市萌大使」に任命した。

 同市は映画のロケ撮影でよく使われている。神谷が「実は仮面女子で映画を撮っています。ぜひ、いすみ市を舞台で撮らせていただけますか」と懇願すると、市長は「協力します」と応じた。

 ライブ最後の「夏だね☆」のパフォーマンスの最中には、ファンが担ぐボートに市長も乗り込み、「えびせん」を客席にプレゼントしていた。