ロックグループ、ゴダイゴが12日、東京・中野サンプラザでデビュー40周年記念ツアーの最終公演を行った。

 ボーカルのタケカワユキヒデ(64)は「40周年です。いやぁ~、ほんと…。でも、皆さんも40周年です。どうもありがとう」と約2000人のファンに感謝した。

 70年代の大ヒット曲「モンキー・マジック」を1曲目に持ってきて会場を総立ちにさせると、その後も「ガンダーラ」「ビューティフル・ネーム」などの世代を超えたヒット曲を連発。最新アルバム収録曲「Tomorrow Of Your Dreams」まで27曲を熱唱した。

 映像による特別演出もあった。「ゴダイゴ西遊記」のタイトルで、メンバー6人が「西遊記」の登場キャラクターに扮(ふん)した映像がステージの大型スクリーンに流れた。

 猪八戒に扮(ふん)して笑いも誘ったリーダーのミッキー吉野(64)は「今年は集大成の年だけど、次へのステップの1年でもあった。これからもアジアという大きなテーマのもと挑戦を続けていく」と、50周年に向けてさらなる飛躍を誓った。

 1980年にネパールで約6万人を集めて初のロックコンサートを行ったのがゴダイゴだった。15年に同地で震度7・8の大地震が発生した後、募金活動などを続けている。ミッキーは「ご協力のおかげで250万円を超える募金を集めることができました。こういった活動も継続が大事だと思います」と、今後も継続してネパール支援に尽力していくと話した。