ブラッド・ピット(52)がアンジェリーナ・ジョリー(41)との親権争いに関する裁判書類を非公開にするよう裁判所に求めたが、米国時間の7日に却下されたことがわかった。

 米情報サイトTMZの報道によると、ピットは6人の子供たちの親権争いに関係するすべての手続きについて、非公開にするための緊急審理を求めたため、双方の弁護士たちも裁判所に向かったが、裁判所は即座にこの要求を却下したという。

 ジョリーは先週、一時的な親権に関する取り決めの内容に法的強制力を持たせる目的で、書類を裁判所に提出。その内容とは、ピットがいつ、セラピストの立会いなしで子供たちと会えるようになるかは、セラピストたちに決めさせるということなどが含まれていた。

 同サイトの報道によると、ピットとその関係者らは、ジョリーがこのように家庭の問題を公にする行動は、子供たちにダメージを与えるとして非難しているという。

 また、事情に詳しい内部関係者らが同サイトに明かしたところによると、ピットはFBIなどによる調査が終了し、長男に対する虐待容疑が晴れた今、子供たちと水入らずで過ごしたいという気持ちが強く、正式な手続きなしで事を進めようとしたようだ。

 関係者らによると、ジョリー自身も、ピットが1カ月前にお互いに合意した親権に関する取り決めにきちんと従う限りは、すべての手続きに関しプライベートにしたい気持ちは同じだという。(ニューヨーク=鹿目直子)