映画「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られる米女優のキャリー・フィッシャーさんが27日朝、ロサンゼルス市内の病院で息を引き取った。60歳だった。

 ニューヨーク・ポスト紙電子版などによると、フィッシャーさんの娘ビリー・ロアードさんの広報が声明を発表。

 「ビリー・ロアードが非常に深い悲しみとともに、愛する母キャリー・フィッシャーが今朝8時55分に亡くなったことを認めます。世界中に愛されていた彼女は、この上なく惜しまれるでしょう。家族全員が、皆さんの同情と祈りに感謝しています」とコメントしたという。

 フィッシャーさんは最近、出版した回顧録「The Princess Diarist」のPRなどで英国を訪問。23日にロンドンからロサンゼルスへと向かう飛行機の中で、着陸15分前に心臓発作を起こし、機内で心肺蘇生法が施されたが、意識不明の状態だったと報じられている。空港に到着後、ただちにUCLAメディカルセンターに運ばれたという。

 一部では危篤状態とも報じられる中、フィッシャーさんの弟トッド・フィッシャーさんが23日、米情報番組「エンターテインメント・トゥナイト」のインタビューで、フィッシャーさんが集中治療室に収容されていることを明かした上で、「容体については、私たちも今は何もわからない。最善を祈るだけです」とコメントしていた。

 フィッシャーさんはつい最近、回顧録の中で、「スター・ウォーズ」シリーズで共演していたハリソン・フォード(74)と過去に不倫していたことを告白し、話題を呼んだばかりだった。

 ポスト紙電子版などによると、フィッシャーさんは母親で女優のデビー・レイノルズ、娘のビリーさん、弟のトッドさんらにみとられ、息を引き取ったという。(ニューヨーク=鹿目直子)