先日、宗教法人「幸福の科学」への出家を表明した女優清水富美加について、09年衆院選と10年参院選で、幸福の科学グループの政党・幸福実現党の「特別代表」として立候補した経験のある発明家ドクター・中松氏(88)の取材をさせていただきました。

 前立腺導管がんを患い、余命は15年12月31日までと告知されていましたが発明で克服、病気や年齢を感じさせない元気な様子でした。

 ライフワークとなっている発明への情熱は88歳となった今も熱いものがありました。それこそ清水の所属事務所と教団の「仲裁」を発明で解決すると名乗りを上げたりもしています。

 一方で、これまで何度となく国政選挙や都知事選に出馬してきた中松氏ですが、今後の出馬については「もう、出なくて良いかなと思っている」と語っていました。そもそも、中松氏が選挙に出続けたのは「スイスで終戦交渉を行った藤村義朗という海軍中佐から『リーダーになって日本を復活させてくれ』との遺言を託されたから」という理由があったそうです。しかし、現在は「ここまでやってきて、藤村海軍中佐も納得してくれた」という思いが強くなってきているそうです。

 そう聞いて、少しさびしい気持ちにもなりました。しかし、次の選挙で新しい発明をして何事もなかったように出馬しているかもしれません。88歳の中松氏に、そんなサプライズの可能性を感じました。