女優堀北真希(28)が芸能界引退を電撃発表してから一夜明けた1日、夫の俳優山本耕史(40)が妻の決断について「本人が長年望んできたこと」と語った。昨年12月に1児の母となったことなどが決断の理由とされるが、山本が言うように、引退は以前から考えていた。仕事や待遇などをめぐって所属事務所と温度差が以前からあったと証言する芸能関係者もいる。引退の真相を探った。

 堀北は結婚から約1年半というタイミングで引退を発表したが、結婚以前に引退する可能性もあった。

 18歳前後でブレーク後、CMやドラマ、映画に引っ張りだことなり、所属事務所の稼ぎ頭としてほとんど休みなく働いた。しかし事務所側と待遇をめぐる考え方に徐々に温度差が生じ始めた。関係者が「仕事に執着するタイプではない」と指摘するように「いつか引退」を念頭に置いて仕事をするようになった。関係者は「事務所に『やめたい』と相談したこともあったと聞いている」。溝は徐々に深まっていった。