年末に解散したSMAPの草なぎ剛(42)主演ドラマ、フジテレビ系「嘘の戦争」(火曜午後9時)の14日最終話の平均視聴率が11・6%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べでわかった。初回は11・8%、第2話は12・0%。第3話は11・3%、第4話は11・1%、第5話は11・5%、第6話は10・3%、第7話は10・9%、第8話は11・5%、第9話は10・5%と、全話を通して2ケタをキープ。この日は同時間帯にTBS系でWBC侍ジャパンのキューバ戦が放送される「逆風」の中でも、しっかり数字を残した。

 同ドラマは、15年1月期に放送された草なぎ剛主演ドラマ「銭の戦争」のスタッフが再集結し、完全オリジナルストーリーで描く復讐(ふくしゅう)シリーズ第2弾。幼い頃に家族を殺された男が天才的な詐欺師となって復讐を果たそうとする痛快エンターテインメントで、グループを解散して再スタートを切った草なぎの怒りの熱演が印象的だった。

 最終話は、二科家の反撃と仲間の裏切りによって絶体絶命のピンチに陥った浩一(草なぎ剛)だが、いかに興三(市村正親)に懺悔をさせるかと、さらなる復讐に燃えていた。浩一は隆(藤木直人)に連絡し「OL殺人事件を隠ぺいした新たな証拠と証人が見つかった」と告げる。「ダマされたら、ダマし返す」と話す浩一を心配するハルカ(水原希子)と守(大杉漣)。果たして浩一は30年前の悪夢から解き放たれるのか、という内容だった。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体の下に刀