中山優馬(23)が16日、都内で行われた、WOWOWの主演ドラマ「連続ドラマW 北斗 -ある殺人者の回心-」(25日スタート、土曜午後10時全5話)の舞台あいさつに出席した。

 中山は、幼少期に親から虐待を受け、養護施設で初めて愛に触れるが、運命に翻弄(ほんろう)され殺人を犯してしまう主人公、端爪北斗を演じる。撮影は昨年秋に行われ、役作りのために撮影中の2、3週間で12キロ減量したという。

 役作りについて、「撮影中は携帯電話を使わず、家にテレビを置きませんでした。愛犬とも別居生活をしまして、家には台本とお水しかないって状況でしたね」と明かした。撮影終了翌日、ポスター画像を撮る際に、愛犬と再会したという。「監督が愛犬をだっこして、来てくれていたんです。夢を見ているかのようで、涙があふれてきました」と話した。

 ラストの法廷でのシーンでは、撮影前に瀧本智行監督から「これは、寝れないな」とリクエストされたという。「2日で5分しか寝ませんでした」と過酷な役作りを明かした。

 里親役の宮本信子(71)とは、撮影中本物の親子のように接していたという。宮本とのシーンがクランクアップした時には、「行かないで!」と叫んでしまったという。「実のお母さんには言ったことないですけどね」と笑った。