女優山村紅葉(56)が4日、東京・丸の内警察署の一日警察署長に就任し、「交通安全パレード」と「交通安全のつどい」に参加した。

 マーチングバンドとともに丸の内仲通りを約1キロに渡ってパレードし、集まった観衆に笑顔で手を振った。制服姿に身を包んだ山村は「一日警察署長という大役と制服の重みを感じ、身の引き締まった気分になりました」と話した。

 パレード後に行われたつどいでは、春の交通安全宣言とともに、自身の体験も交えたトークショーを行った。車の運転中に、裏道などから急に人が飛び出してきて「ひやっとした」という経験を語り、交通事故の怖さと、事故の減少には運転手と歩行者の双方がルールを守る必要性があることを訴えた。

 また、昨年、都内で発生した交通事故で命を落とした人の4割が高齢者で、事故の多くは自宅から500メートル以内で発生したものだという警察の話には真剣に耳を傾け、交通ルールを守る大切さを自分の心にも刻んでいた。