5人組アイドルグループ、ベイビーレイズJAPAN(ベビレ)が9日、東京・日比谷野外大音楽堂でコンサートを行った。野音での公演は14年9月以来。大矢梨華子(20)が「ただいまって言っていいのかな? ただいまー」と報告すると、2000人のファンが「お帰り~」と大歓声で応えた。

 この日はリーダー伝谷英里香(21)と大矢がデザインした白基調の新衣装を初披露した。黄色の帽子をかぶった高見奈央(20)は、NMB48市川美織のような「フレッシュレモン」姿に。大矢が「フレッシュレモンみたい」と感想を話すと、伝谷が「もうその枠の方はいらっしゃるから」と突っ込んでいた。

 コンサート中盤には、お笑いタレント大西ライオン(37)がサプライズ登場した。観客が5チームに分かれ、動物の鳴きまねの声量を競うコーナーで、ライオンのパートで林愛夏(21)に呼び込まれて客席からステージに上がった。ライオンのかぶりものに、上半身裸といういつものスタイルは、4月にしては底冷えする夜には厳しかったようで、鳥肌を立てながら「寒い」とポツリ。それでも、持ちネタの「心配ないさ~!」を声量たっぷりに披露し、大歓声を浴びた。グループとは音楽番組で共演歴があり、この日はプライベートで来場していた。「碑文谷のイオンで営業してから来ました」と明かし、笑わせた。

 ベビレは乗っ取り、乗り込みアイドルとして結成されたが、この日は大西の「逆乗り込み」を大歓迎した。林は「会いたかったんです。来てくれてありがとうございます」と、盛り上げ役に感謝していた。勢いに乗って、5月10日発売のシングル「バキバキ」など、バンドの生演奏をバックに25曲を熱唱した。体操のお姉さんをテーマにした寸劇も披露したが、ネタがだだ滑りした高見は「めっちゃ滑ったし。社長に謝らなきゃ…」と気が気でない様子だった。

 アンコールでは、野外コンサート第2弾として、6月24日に千葉・稲毛海浜公園野外音楽堂でコンサートを行うことが発表された。