タレントIMALU(27)が今日28日、「LULU X(ルル・エックス)」の名で音楽活動を再開する。このほど日刊スポーツの取材に応じた。「LULU」は小2時、父明石家さんま(61)からもらい「10年に13歳で死ぬまで一緒だった」犬の名前ルルから取った。「X」は「方程式でどんな数字でも入る。何にでも変身できる自分の実験台」との意味だった。

 10年に大手レコード会社からメジャーデビューし、計4曲を発売。しかし今日28日に配信開始するシングル「Where Are You Now」や6月20日に配信が始まるミニアルバム「Do I」はインディーズレーベルからで、地道な活動を選んだ理由を「自立心」と答えた。「幼少から『さんまの娘』と勝手なイメージで見られた。自分は自分との思いが強くなる環境だった」。13年には、母大竹しのぶ(59)事務所から設立間もないスタッフ数人の個人事務所に移籍した経緯もある。

 今回の活動は両親にメールしたが、返信はまだない。「良い意味で無関心。2人も自分の仕事が好きで現役ですから」と尊敬する両親を見て「自分らしさを大切に」と決めている。

 「Where-」は自ら作詞し、カナダへの高校留学時代の初恋がテーマ。テレビ番組とは違う、高音で透き通った歌声は新たなIMALUの武器となる。【三須一紀】