モーニング娘。’17の工藤遥(17)が29日、グループからの卒業を発表した。ロームシアター京都で行われたモー娘のコンサートで発表した。

 アンコールで「ジェラシージェラシー」を歌った後、リーダー譜久村聖(20)から「ここで、工藤遥からお話があります」と紹介された。あらたまってマイクを握りしめ「突然ですが、今年の秋ツアーをもってモーニング娘。及びハロー!プロジェクトを卒業します」と発表した。会場には「えええ~!?」というどよめきが起こった。

 11年9月に、10期生としてモー娘に加入した。11歳11カ月での加入は、モー娘史上最年少記録だ。「モーニング娘。に入って、6年ハロー!プロジェクトに入って8年、この時間の中でたくさんの経験をさせていただきました」と感謝した。会場の中には、泣き崩れるファンや、おえつを漏らすファンもいた。

 卒業後は、演技の道へ進む。「皆さん、ご存じかもしれませんが、私は演技が好きで、舞台でもメインをやらせていただいたりして、芝居の魅力に気づきました」。モー娘との両立も考えたというが、「(両立は)物理的にも難しいですし、歌って踊る事が本業のアイドルとしてステージに立つのはメンバーにもファンの皆さんにも失礼だと思い、女優として新しい道に進むことを決めました」と経緯を明かした。昨年末に事務所に卒業の意思を伝えたという。

 今年秋のモー娘の全国ツアー(日程は未定)をもって卒業する。「まだ時間はあるので、皆さんとたくさん思い出を作って、悔いの残らないように、最後は『またね!』と言えるように、日々の活動を頑張っていきたいと思います。これからも工藤遥、そしてモーニング娘。’17の応援をよろしくお願いいたします」と頭を下げた。

 ファン1900人から大歓声を浴びて「はるか~!」とコールが起こった。