2015年まで韓国アイドルグループKARAとして活動したパク・ギュリ(28)が30日、東京・目黒雅叙園で昼夜2部構成のファンミーティングを行った。昼の部では、昨年末に発足した日本公式ファンクラブの発足式を行った。

 クラブ名の候補を事前に募集し、「GRACE(グレイス、英語で優美、優雅の意味)」に決めたことを発表。女神と呼ばれるほどの美貌に相応しい名称になった。「すごく気に入りました。GRをギュリ(GYURI)と読めば、『ギュリがエース』という意味にもなる」と説明し、ファンを感心させていた。

 ケーキに立てられたろうそく1本の火を吹き消し、ナイフを入れた。客席をバックに記念撮影を行い、自由に撮影できるフォトタイムも設けて、ファンクラブ発足を祝った。

 イベントの終盤には、日本語による自筆の手紙を朗読。これまでの芸能生活を振り返り、ファンに愛されてきたことに感謝した。「私は短い時間だけ咲いて散る美しい花より、季節に関係なく、いつでもファンの隣で見てもらえる美しい花になりたい」。思いが高まり、言葉に詰まり、泣き声に。客席から「ファイティン!」と励まされた。

 中島美嘉の「あなたがいるから」や大塚愛の「さくらんぼ」など、日本語曲4曲を熱唱。最近は女優活動が目立つが、変わらぬ美声を響かせた。KARAの楽曲披露はなかった。