アニメ映画「BLAME!」(瀬下寛之監督)の初日舞台あいさつが20日、都内で行われた。

 高い戦闘能力を持つセーフガード、サナカン役を演じた声優早見沙織が「ちょっと待った!私はサナカン。お前たち、ネット端末遺伝子を持たない人間を排除する!」と宣言。約20体の人型ロボットが舞台に登場するなどし、観客を盛り上げた。

 主人公、霧亥を演じた声優桜井孝宏は「『ハードSF』でありながら、人間ドラマも描かれている。クールな冷たい世界で生きている人々のドラマでもあり、ぬくもりや体温がちゃんと伝わると思います。CGアニメーション映画の面白さが詰まった作品になっています」とPR。「ずっと完成を楽しみにしてました。ようやく大きなスクリーンで見られる時が来て、しかもこれだけ多くの方に足を運んでいただき、ご覧いただけて、ニヤニヤ笑みがこぼれます」。

 同作は、漫画誌「アフタヌーン」(講談社)にて1997年から2003年まで連載。20年の月日を経て、ついに映像化された。