ロスを拠点に世界で活躍中の日本人ギタリストMIYAVI(35)が15周年を迎えた。世界ツアーを行う実力と人気を持つが、ハリウッドでは俳優としても評価されている。これまでを振り返りながら、米女優アンジェリーナ・ジョリー(41)から影響を受けたことや、SMAP時代の曲提供から交流が続く木村拓哉(44)への思いも語った。

 6回目の世界ツアーを終え、毎回ゲストを迎える対バン形式(複数のバンドやグループと共演)の15周年記念日本ツアーを21日からスタートさせた。この15年間で思い出は多い。「ターニングポイントはいくつかあります。ある種、旅立ちを決意し、全てを捨てて17歳で上京した時。27歳で独立して子供を授かった。32歳で渡米。あとは映画に出演した時に、アンジー(ジョリー)からもらったものは、大きかった」。

 14年からロスに一家で移住した。俳優にも挑戦した。俳優デビュー作はジョリーが監督を務め、同年末に米国公開した映画「不屈の男 アンブロークン」。その縁から、ジョリーが特別大使を務めるUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)で難民支援の活動も行っている。これまでレバノンとタイの難民キャンプを訪問した。「UNHCRの活動も彼女の影響です。次世代に残せること、できることは何かを考えるきっかけをもらったのは大きかった。公私ともに刺激を受けています。それを音楽やいろいろなところで、フィードバックしていきたい」。