先日、日刊スポーツのレジャー面での取材で栃木県南部の映画やドラマなどのロケ地を訪れて来ました。栃木市や佐野市、足利市など3市だけで昨年は100作品以上が撮影されたそうです。

 佐野市出身なのですが、個人的に驚いたことがありました。実家の近所がロケ地になっていたのです。子どものころ、「ダンプカーが多いし、危険だから近づいてはいけない」と言われて近づけなかった採石場が仮面ライダーなどの特撮や大河ドラマなどの大規模なロケ地になっていたのです。主だった作品だと、映画「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」やNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の水攻めのシーンが撮影されたそうです。

 場所は非公表なのでここでは明かせませんが、極秘で撮影していることが多いそうです。事実、実家の家族はロケ地として使われていることをほとんど知りませんでした。それでも、関係者によると、「福山雅治が来るらしい」という情報が流れファンが集まってしまったことがあるそうです。

 これはどこの現場にも言えることなのですが、ロケ中などに訪れることは、演者さんや制作関係者、施設の管理者に迷惑がかかるので、分かっていても控えてほしいというのが本音のようです。

 しかし、意外に身近なところに、そのような“聖地”があるかもしれません。鉱山は基本的に立ち入り禁止ですが、お店や公共施設などはウエルカムなところもあるそうです。休日などの散歩がてら探してみてはいかがでしょうか。