桂米朝一門の筆頭落語家、桂さこば(69)が、左中大脳動脈閉塞(へいそく)症、塞栓(そくせん)性脳梗塞で倒れ、緊急入院したことが28日、分かった。

 所属事務所によると、前日27日に大阪松竹座公演「銀二貫」(6月1日開幕)の稽古に向かう途中、足元がふらつき、言語も不明瞭だったことから、弟子らが「おかしい」と救急通報。大阪市内の病院に搬送された。

 ◆脳梗塞(のうこうそく) 脳や首の血管に血の塊(血栓)が突然詰まって十分な栄養が届かなくなり、その先の組織の機能が失われる病気。主な原因は高血圧、糖尿病、喫煙など。初期症状として体の半分のまひ、言葉がうまく話せないなどがある。