俳優船越英一郎(57)と妻で女優松居一代(60)の調停離婚が成立したことを14日、船越の所属事務所のホリプロが発表した。前日13日、東京家裁で行われた2回目の離婚調停で合意に達したという。

 ホリプロによると、調停には2人が出席。慰謝料の支払いや財産分与はなく、船越が費用の一部を負担して建てた都内の自宅は、松居が船越の持ち分を買い取る。一部で「財産分与について、松居側が船越側の財産を買い取る方向で合意した」と伝えられたことについては否定、財産分与の趣旨はないとした。

 松居は日刊スポーツの取材に「最高裁まで争います」と話すなど、強気の姿勢を見せていたが、泥沼化とみられた離婚騒動は半年足らずで決着した。この日、ブログでは「実は約束ごとが破られた。調停委員の前でお約束したこと」などとつづった。今日15日に、都内で会見する。

 今年6月28日に船越側が離婚調停を申請したことが、7月に入って週刊誌で報じられた。同時に松居は、動画投稿サイトやブログで船越の不倫疑惑などを繰り返し訴え糾弾、泥沼化の様相を呈してきた。ホリプロは、離婚調停の事実は認めたが、松居が主張する船越のプライベートについては否定、さらに名誉毀損(きそん)などによる損害賠償を求めて提訴し現在も係争中だ。松居のブログを運営するサイバーエージェントが、名誉毀損にあたる記事の削除を松居に依頼する事態も起きた。

 2人は01年に結婚、おしどり夫婦として知られていたが、たびたび不仲説が出ていた。15年、松居が自著の出版会見で、船越と故川島なお美さんが過去に交際していたことをわざわざ暴露、この暴露に船越が怒り、修復は不可能になったとされる。