ハリウッド俳優リーアム・ニーソン(65)が13年ぶりに来日し、18日、都内で主演映画「トレインミッション」(ジャウマ・コレット=セラ監督、30日公開)のジャパンプレミアに出席した。

 「96時間」シリーズなどが大ヒットしたニーソンの最新作で、電車で出会った謎の女性から成功報酬10万ドルで“ある人物”を探し出すよう持ちかけられた主人公が、終着駅に着くまでの105分間でミッションに挑むアクション・サスペンス。

 2日前に来日したというニーソンは「日本は礼儀正しく心が広い人ばかり。こうしたエチケットは、西側諸国も学ぶべきだと思います」と来日の感想を述べた。物語はニューヨークを舞台に、電車内で展開されるが、撮影はロンドンのスタジオで行ったという。「(モデルとなった電車は)自分も70~80回くらいは乗ったことがある電車です。7車両の設定だけど、セットを作ったのは1・5車両くらい。シーンの撮影が終わるごとに、スタッフさんが場面転換を頑張ってくれました」と撮影秘話を明かした。

 ジャパンプレミアには、役者として“同期”の観月ありさ(41)が花束プレゼンターとして登壇した。年齢は違えど、81年にデビューしたもの同士。観月は当時4歳、一方のニーソンは27歳だった。

 ニーソンの大ファンという観月は「みなさん、こんなに近くに寄ってしまってどうもすみません」とまずファンに謝罪。「いつも高いヒールをはくのをちゅうちょするんですが、リーアムさんのはとても背が高いのでありがたいです」と続けると、ニーソンは「僕もヒールをはいていますよ」とジョークで応じた。

 観月について事前に勉強したというニーソンは、「今朝、トレーニングバイクをこぎながら(観月のデビュー曲)『伝説の少女』を聴いたけど、とても良い曲ですね」とニッコリ。「ちょっとトレーニングにはスローでしたよね」と申し訳なさそうな観月だったが、ニーソンは「年をとっているので、ちょうどよかったです」とサラリと答えた。