1969年の放送開始からフジテレビ放送の国民的アニメ「サザエさん」の番組スポンサーを務めてきた東芝が25日、半世紀も続いたCM提供に幕を下ろした。

 最後のエンディングではいつものように「サザエさんは東芝と、ごらんのスポンサーの提供でお送りしました」とサザエさんによるアナウンスがあり、特別な演出は何もなかった。

 東芝のスポンサー撤退は、経営再建に向けた合理化の一環。契約が切り替わる4月1日の放送分からは、インターネット通販大手アマゾンジャパンやベビー用品専門店の西松屋チェーン、大和ハウス工業が新たにスポンサーに加わる。

 放送終了後、ツイッター上には「一つの時代が終わってしまった…」「半世紀に渡るCM提供お疲れ様でした」「寂しいな…」というつぶやきが相次いだ。