フリーアナウンサーの小倉智昭(70)が、NHK側の受信料に関する発言に「都合のいい時だけ受信料の話が出る」とチクリと刺した。

 NHKは10日の定例会長記者会見で、元TOKIO山口達也(46)が司会を務めていたEテレ「Rの法則」が打ち切りになったことで、ジャニーズ事務所か山口本人に対し、損害賠償請求を検討していることを明らかにした。編成局計画管理部の山内昌彦部長(53)は「番組は受信料で成り立っているので、対応を検討している」とした。

 小倉は11日放送のフジテレビ系「とくダネ!」で、「NHKって都合のいい時だけ『これは受信料で成り立っている番組だから』っていう言い方をする。都合のいい時だけ受信料の話が出るような気がしてならない」と指摘した。

 さらに小倉は、NHK山形放送局の元記者が女性3人に性的暴行を加えたとして強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われ、懲役21年の判決が下った事件を持ち出し、「20年以上の懲役っていう人が出たじゃないですか。それだったら受信料を納めている国民は、彼に払ってた給料(分)、受信料を安くしろって言いかねないでしょ? なんなんだろうなぁ、すぐ受信料っていうことを言うのは。ちょっと僕なんかは引っかかる」と私見を述べた。