美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が、出身校の昭和大学医学部に不適切な入試が行われた疑いが持ち上がったことを受け、調査した文部科学省に対し「学生に失礼ではないか?」と異議を唱えた。

柴山昌彦文科相は12日の会見で、全国81大学の医学部医学科を対象とした入試をめぐる調査で、複数の大学で不適切な入試が行われた疑いがあることを明らかにした。

高須氏は13日、ツイッターを更新。母校が不適切入試の疑いをかけられたことに「大学が自信を持って入学させた学生に失礼ではないか?文部科学省。医師になる適性が文部科学省にわかるとは思えない。間違っているのはそっちではないかな?」と反論。「誰を入学させるかは大学に決めさせればよいではないか。 文部科学相はおせっかいだと思います」と持論を展開した。

続けて「昭和大学医学部は成績のよい学生は授業料免除だよ。現役医師国家試験合格率は100%だ」と説明し、「何が不適切入試だ? 結果がよければ適切な入試が行われている証拠ではないか」と主張した。

高須氏は今年7月、文科省前局長が医大に便宜を図る見返りに自身の息子を裏口入学させてもらうという汚職事件が発覚した際、「僕も裏口入学だよ。母子家庭の開業医で父親が卒業生で1次試験の成績がよかったので、2次試験は死んだ父親をよく知っている教授が担当してくれて世間話だけ。入学金も半額に負けてくれた。 昭和医大は人情のわかる素晴らしい大学だった。 何が悪い」とツイートし、物議をかもした。