水谷豊(66)主演のテレビ朝日系ドラマ「相棒 season17」(水曜午後9時)の12日9回の平均視聴率が15・0%(関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1回の視聴率は17・1%で、10月期に放送されるドラマの初回としてはトップを記録している。これまでの最高は第2話の17・9%。

水谷演じる警視庁特命係の杉下右京が“相棒”と事件解決に挑む人気シリーズ。4代目相棒、冠城亘を演じる反町隆史とのコンビは4年目に突入。今シーズンから特命係に浅利陽介演じる青木年男が加わった。

今回が年内最後の放送。第9話のゲストは井上肇、藤原季節。内戦の続く国、サルウィン共和国のマニー・アンカハスという男性が変死体で発見され、伊丹憲一(河原和久)が現場に急行する。姉のマリアによると母国から逃げるように来日し、ひたすら真面目に働いてきたという。しかし1年ほど前から外国人への無差別襲撃事件が発生しており、恐怖を感じていたとも話す。

その後、伊丹は上司から「捜査本部は立てない」と告げられる。しかし所轄署が捜査を始める気配はなく、伊丹は単独で捜査を開始する。

伊丹を心配した芹沢慶二刑事(山中崇史)から右京と亘は相談を受ける。2人が調べると、大物議員の敷島純大(井上)が所轄署に圧力をかけていたことが判明。外国人に対して過激な思想を持つ長男、順治(藤原)がいることも分かった。しかし伊丹は「俺は1人でやる」と、右京たちの協力を拒絶する。