13日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)の第2話の関東地区の平均視聴率が12・0%(関西地区11・5%)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。

6日放送の初回は関東地区15・5%と、前作「西郷どん」の初回を0・1ポイント上回ったが、00年以降の作品では2番目に低い数字だった。初回はNHKのチーフ・プロデューサー(CP)が壮大なプロローグと表現するなど、描かれる時代が激しく前後し、大勢のキャストが登場して分かりづらい一面もあった。また、前作の「西郷どん」の後半の数カ月間の平均視聴率がほぼ11%台と低迷していた。「いだてん-」の初回の数字は「西郷どん」の視聴習慣の影響があったとも考えられる。

NHKは第2話についてオーソドックスな話の流れになっており、見やすいはずと説明していた。第2話は今後の人気のバロメーターになる勝負の回だったが、関東地区では初回をさらに3・5ポイントも下回ってしまった。