俳優西田敏行(71)が25日、大阪市内で、上岡龍太郎さんの後任として2代目局長を務めてきた関西の名物番組「探偵! ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分=関西地区)の最終収録を行った。この日は11月15日と、最終22日放送分を収録し、3代目局長はダウンタウンの松本人志(56)と発表された。

松本は14年から、同局で関西ローカルの「松本家の休日」を担当しており、縁も深い。「-ナイトスクープ」への愛着も強く、16年5月放送分では、「東京都在住の52歳男性」として、依頼を出したこともある。自宅のポットがはさまって外れず、夫人が困っているという内容だった。

番組は88年3月に上岡龍太郎局長でスタート。上岡さんの引退にともない、週替わり局長を経て、01年1月から西田が2代目局長に就き、上岡さんを超える放送回を担当してきた。

◆探偵!ナイトスクープ 88年3月にスタート。鋭い語り口で人気絶頂だった上岡龍太郎さんを局長とし、出演芸人が探偵になり、視聴者からの依頼を調査。初回放送で、道頓堀川に沈んだカーネル像を捜索し「タイガース低迷はカーネルののろい」とする都市伝説を定着させた。90年には「アホ・バカ分布図」を発表し、全国的な話題に。98年5月1日放送分では、歴代最高視聴率の32・2%を記録した。上岡さん引退後、01年1月から西田敏行が2代目局長に就いた。