「天久鷹央の推理カルテ」などで知られる、作家で医師の知念実希人氏(43)が22日、ツイッターを更新。SNS上で誹謗中傷を繰り返していたアカウントに対する開示請求の進捗状況を報告した。

知念氏は「昨日、東京地方裁判所において、私に対して誹謗中傷をくり返していた14アカウントの開示請求についての判決が下され、14アカウント全てのIPアドレス及び電話番号等の開示が認められましたことをご報告いたします。今後はその情報を元に中傷者の氏名・住所の開示請求を進めてまいります」とツイート。「現在まで17アカウントの開示請求を行い、全てのアカウントに対して請求が認められております。また、並行してプロバイダ等への開示請求や、和解交渉も行われております」と進捗状況を報告し、「何卒、医療従事者に対する誹謗中傷はお控え下さるよう、重ねてお願い申し上げます」と呼びかけた。

知念氏は新型コロナウイルスの”反ワクチン派”から誹謗中傷を受けており、8月31日のツイートでは「海外では反ワクチン派から繰り返し誹謗中傷を受けた女性医師が、自ら命を断っています。私に誹謗中傷を続けている人々の多くは、他の医師にも同様の行為をしています。泣き寝入りすることなく、徹底的に対処いたします。それを理解した上で続けるか判断して下さい」と警告していた。

また、9月8日のツイートでは「現在、誹謗中傷をくり返している20前後のアカウントに対し、弁護士を通して開示請求訴訟・和解交渉を行っておりますが、金銭目的と思われるのは遺憾ですので、慰謝料・和解金のうち弁護士費用等の必要経費を引いた全額を、『国境なき医師団』に寄付いたします」と宣言した。