俳優吉沢悠(29)が一皮むけた。多くの俳優を飛躍させたつかこうへい氏(60)作・演出の舞台「幕末純情伝」(東京・新橋演舞場、公演中)に出演。そのけいこを通して「さらけ出す気持ちよさを知りました」と話す。

 幕末の志士として知られる高杉晋作役。ある日のけいこ場。「ちょっとムチを持ってきて」とつか氏。沖田総司役の石原さとみ(21)が戸惑いながらスタッフからムチを受け取る。吉沢もTシャツを脱ぎ、上半身裸に。「ではいこうか」。つか氏の合図で石原のムチが吉沢の背中に当たる。高杉は少し変わった“趣味”を持つ設定。パチーン!

 音が響くたび、吉沢は喜びの声を上げなければならない。