最高裁は4日、来年5月から始まる裁判員制度のPRのため、11月10日から12月7日までの約1カ月間、民放テレビ各局でCMを流すと発表した。裁判員候補者としての名簿に記載された人に対し、今月末から通知が届くため、この時期に集中的に放送。全国の家庭で1日平均約10回、視聴できるという。

 最高裁がテレビCMを流すのは初めて。

 CMは約15秒で、俳優の風間杜夫と古手川祐子が夫婦役で出演。名簿記載の通知が届き驚いた風間が、同封のパンフレットを読んで裁判員制度について理解し、古手川が励ますという内容。

 通知書の映像とともに、画面下には「通知が届いてもすぐに裁判所にお越しいただく必要はありません」との文字テロップが流れる。

 10日の放送開始に合わせ、最高裁のホームページでも、30秒版の動画を公開する。アドレスはhttp://www.courts.go.jp/saikosai/