米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、英国出身の女優ナターシャ・リチャードソンさんが18日、米ニューヨークの病院で死去した。45歳だった。今週、カナダのスキー場で転倒して頭を打ち、米国に運ばれて治療を受けていた。

 父親は91年に死去した映画監督のトニー・リチャードソン氏で、夫は俳優のリーアム・ニーソン。母親のバネッサ・レッドグレーブや妹のジョエリー・リチャードソンはいずれも女優。63年、ロンドン生まれ。映画「テロリズムの夜」(88年)などに出演したほか、ミュージカルでも活躍し、98年には「キャバレー」でトニー賞を受賞した。

 事故は、スキーの初心者向けレッスン中に起きた。当初目立った症状はない様子だったが、しばらくして頭痛を訴え始めたという。

 [2009年3月19日11時32分]ソーシャルブックマーク