1981年(昭56)に台湾で飛行機事故に遭い亡くなった、脚本家で直木賞作家の向田邦子さん(享年51)の生誕80周年を記念して、ドラマと舞台で作品化される「母の贈物」の制作発表が23日、都内のホテルで行われた。今秋、TBSで2時間のスペシャルドラマとして放送され、10月4日からは東京・三越劇場で上演される。結婚式を翌日に控えたカップルの前に、妻子ある男性と駆け落ちして行方知らずだった花嫁の母親が現れることから起こる人間模様を描く。

 花婿をドラマでは中丸雄一(25)、舞台では佐野瑞樹(35)のジャニーズ事務所同士が、花嫁は両方とも清水由紀(22)が演じる。中丸は「事務所に入って11年ですが、今日初めて佐野さんにお会いしました」。佐野も「控室で会って、微妙な感じでしたね」と話していた。他にテレビは竹下景子、萬田久子、佐藤B作、石坂浩二、舞台は池内淳子、長山藍子、田中健、江原真二郎が出演。演出はテレビが鴨下信一氏、舞台が石井ふく子氏。

 [2009年6月23日16時24分]ソーシャルブックマーク