2007年に再結成したロックバンド、X

 JAPANのコンサート出演料などが支払われていないとして、リーダーのYOSHIKIとマネジメント会社が11日までに、音楽制作会社「ネクスターコーポレーション」(東京)に対し、約3億7000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 訴状によると、YOSHIKI側は再結成を受け08年1月、ネクスター社に対し、音楽原盤の使用などを許諾し、印税の前払い金や契約金として計6億円を受け取る契約を結んだが、現在も未払いのままだと主張。

 さらに08~09年にかけ、ネクスター社の主催で行われた東京ドームや香港、台湾などでの計10公演についても出演料やグッズ売上金の計約3億円が支払われていない、としている。

 このうち、出演料分などを当面の請求額としたが、審理の行方によっては、契約金などの計6億円についても請求に追加するという。

 YOSHIKI側は「悩んだ末にアーティストとしての正当な権利を守るため提訴した」と話している。

 [2010年3月11日20時54分]ソーシャルブックマーク