英ロック歌手エルビス・コステロは20日までに、イスラエルの対パレスチナ政策を理由に、6月30日と7月1日にイスラエルで予定されていたコンサートをキャンセルすることをウェブサイト上で明らかにした。

 コステロは、イスラエルが「国家安全保障の名の下にパレスチナの人々を威嚇したり、屈辱を与えたり、もっとひどいことをしたりしている」と指摘。その上で、イスラエルでのコンサートが「無実の人の苦しみについて何も考えていないと受け取られることがある」「良心の問題だ」と説明した。

 イスラエルのリブナット文化・スポーツ相はエルサレム・ポスト紙に「イスラエルのファンをボイコットするアーティストは、彼らの前で演じるに値しない」と語った。(共同)

 [2010年5月21日0時13分]ソーシャルブックマーク