綾瀬はるか、深田恭子、AKB48の前田敦子ら女性タレント21人が20日、写真などを雑誌に無断掲載しパブリシティー権を侵害したとして、発行元の笠倉出版社(東京)に計約2300万円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した。

 21人の所属する芸能事務所14社が加盟している「日本音楽事業者協会」(東京)が発表した。

 訴状によると、雑誌は「ENJOY

 MAX」関連の5冊。協会側は「過去の写真集やグラビアからの転用やプライベート写真など、ほぼ全体が無断掲載の写真で構成されている」と主張。

 「タレントの顧客吸引力に着目し、氏名や写真を無断使用するパブリシティー権の侵害には断固たる姿勢で臨む」としている。

 笠倉出版社は「コメントは差し控えたい」としている。

 原告を代表し、深田恭子が協会を通じ「私たちの肖像を無断で使用され、知らないところで販売されている現状は許せません。このような悪質な行為がなくなることを願っています」とのコメントを出した。

 [2010年12月20日18時27分]ソーシャルブックマーク