NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」(月曜~土曜、午前8時)が18日、同大阪放送局で最終収録。クランクアップ時には「泣きます」と宣言していたヒロインの滝本美織(19)が、予告通りに感激で涙した。家族だんらんで、お好み焼きを囲む場面が最後の収録となり、モニターチェックが終わった瞬間に、くす玉が割れ、紙吹雪が舞った。「泣いてません!」。しかし、滝本の目からはみるみる涙があふれ、スタッフに差し入れられたハンカチで顔を覆った。「最後とか考えないで来ましたけど、寂しい気持ちいっぱいです」。昨年5月から始まった収録を終えた充実感と、寂しさに包まれていた。

 また、祖母役で出演し、滝本の成長を見守った富司純子(65)は「よく頑張った。またいつか一緒に仕事をしたい」。父役の遠藤憲一(49)は「自由奔放な芝居は、僕の師匠でした」。母役の安田成美(44)は「とても心の気持ちいい方で、一緒に芝居をしていて、とても楽しかった」と、エールを送った。