日本ユニセフ協会大使を務める歌手アグネス・チャン(57)が訪問先のパレスチナ自治区から帰国し9日、都内で報告会を行った。

 現地の子供たちと触れ合ったアグネスは「水も汚染され、9割は飲料水に適さない。学校を新たに作ることも、通うことも困難」と訴えた。

 さらに「日本は学校に行けるのが当たり前。飲める水も、平等の感覚もある。その当たり前が向こうにはない。彼らの気持ちを分かってあげられる人間になってほしい」と語った。

 現地の子供が被災した福島県の子供に書いた手紙も紹介した。アグネスは今月4日から4日間現地に滞在し、8日に帰国していた。