テレビ朝日の早河洋社長(69)が26日、東京・六本木の同局で定例会見を行った。残り6日を残し、在京キー局の12年度平均視聴率でゴールデンタイム12・4%、プライムタイム12・6%と首位をキープし、57年の開局以来初の2冠は確実。全日は首位の日本テレビに0・1%及ばず、7・8%で2位だが、70年度以来42年ぶりの快挙となる。

 13年の年間視聴率3冠を狙うために早河社長は早朝と昼間の改善が必要と分析し「『やじうまテレビ』と『ワイドスクランブル』が大事になる」と注文した。

 好調が続くテレビ朝日。取材陣から「給料も上がるのでは」との質問を受け、早河社長は「わが社は業績連動なので理論的には上がっていくことになる。(視聴率で)トップ争いしたのは社員の頑張り。何らかの形で考えている」と話した。

 今月20日、日本が進出しなかったことからWBC決勝を生放送から深夜の録画放送に切り替えたことについて、「リピート放送で視聴者のニーズに応えられると判断した。(苦情などの)問い合わせも何本かあった」と明かした。