松竹は4日、歌舞伎俳優の片岡仁左衛門(69)が右肩の手術を受けるため、11月の東京・歌舞伎座公演と11月末から12月にかけての京都・南座「吉例顔見世興行」を休演すると発表した。復帰の時期は未定。

 9月末に、腕の骨と肩甲骨をつなぐ腱(けん)である肩腱板の断裂と診断されたという。歌舞伎座の10月公演に25日まで出演し、その後、手術を受ける。

 仁左衛門は「昨年より痛めていた右肩が悪化し、早期の手術と長期の療養が必要となりました。歌舞伎界にとって大切な時期に非常に残念で、心の痛みもひとかたではありません」とのコメントを発表した。

 11月の歌舞伎座公演は中村吉右衛門、中村梅玉らが、南座公演は片岡愛之助らが代役を務める。