ものまねタレントのアントキの猪木(40)が23日夜、国会の許可を得ずに北朝鮮を訪問したアントニオ猪木参院議員について言及した。山梨・富士吉田市の富士急ハイランドで開催された、第2回富士山マラソンの前夜祭「富士山世界遺産登録記念スペシャルコンサート」に出演。

 アントキの猪木は「猪木さんはこれまで(脱原発を掲げて)バイオ燃焼を提案したり、常に20年、30年の先のことを言っている。国会議員は分かっていない。もっと北朝鮮問題については、猪木さんを利用するべき」と持論を展開した。

 猪木氏は今月22日、参院から30日間の登院停止の処分を受けた。アントキの猪木は「全く問題ない。元気があれば何でもできる」と擁護した。

 出演した午後6時の気温は2度。パンツ1枚姿で登場し、お決まりの「元気ですか!!」と叫んだが、マイクの音が入ってなく空振りに終わった。

 すると、すぐにステージ横の音響に「バカヤロー」と激怒。続けて、白い息を吐いて、寒さをアピール。「俺が1番寒いんだよ」と唇を震わせ、来場者の笑いを誘った。

 コンサートの最後には、サンプラザ中野くん(53)を中心に出演者全員で爆風スランプの名曲「Runner」を熱唱し、会場を盛り上げた。