「現代のベートーベン」と称され、「両耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内(さむらごうち)守氏(50)のゴーストライター問題で、同氏が12日未明、代理人の弁護士を通じて直筆の文書で謝罪した。

 「3年くらい前から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました」という。聴力に関して、弁護士にまでうそをついていたことも明らかになった。近く会見を開く予定という。

 女子プロレスラー、ジャガー横田の夫で医学博士の木下博勝氏(46)は、佐村河内氏の釈明を「こんなのウソっぱち」と斬り捨てた。日本テレビ系「情報ライブ

 ミヤネ屋」に出演し、「医学に100%はないが、あり得ない話」と指摘。出演後に応じた日刊スポーツの取材にも「15年前に聞こえなくなり、3年前に急に回復するなんて聞いたこともないし、信じられない。本当に腹が立つ」と佐村河内氏への怒りを示した。