1979年(昭54)4月7日にテレビ朝日系で放送が始まったアニメ「機動戦士ガンダム」の35周年プロジェクト発表会が20日、都内で行われた。

 その中で、35周年記念作品として(1)シリーズ最新作「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)episode7

 虹の彼方へ」(5月17日公開)(2)富野由悠季監督による最新作「ガンダム

 Gのレコンギスタ」(今秋公開)(3)「機動戦士ガンダム

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 青い瞳のキャスバル」(15年春公開)の3作品が発表された。

 「機動戦士ガンダム」を作り出した富野監督の「ガンダム

 Gのレコンギスタ」は、99年から1年、フジテレビ系で放送された「∀ガンダム」以来15年ぶりの完全新作となる。「機動戦士ガンダム」で描いた宇宙世紀の次の世紀「リギルド・センチュリー」を舞台に、宇宙エレベーターを守る組織キャピタルガードのパイロット候補生ベルリ・ゼナムの冒険を描く。

 また「機動戦士ガンダム

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 青い瞳のキャスバル」は、後にジオン軍の“赤い彗星(すいせい)”と呼ばれるシャア・アズナブルとその妹セイラ・マス兄妹の生々流転の物語を描く。

 特にスペースノイドの指導者父ジオン・ダイクンの急逝がもたらした、兄妹の運命を決定づけた悲劇と過去を描き出す。

 この日、スペシャルゲストとして登壇した富野監督は「スペシャルゲストではない。当事者だと(主催者に)抗議しました」と笑った。