作家でミュージシャンの辻仁成(54)が23日、自腹で行うことを明かしていた全国ツアー「辻仁成コンサート2014『コトノハナ言花』」のため、初日の福島へ向けて出発した。

 辻は今年5月の時点でレーベル側からツアーキャンセルを申し込まれたが、すでにチケット発売後だったため自腹を切ってツアーを実施することに。「ローディもマネージャーもなし」という、たった1人での全国ツアーとなるが、初日は知り合いが楽器を車で運んでくれることになったとのことを報告していた。

 まるでアマチュアバンドのようなワゴン車での全国行脚。ツアーが始まる数日前から、「自腹ツアーの行程表作ってるけど、初日郡山から名古屋まで二週間東京に戻れないかも。二週間分の荷物持ってギター抱えてかァ。うーん....。とりあえず、大きめのリュック買おうかな。行商?」などと、弱りながらも楽しんでいる様子だった辻。前日にはTwitterで「失うものはないという気持ちで歌い切ります!」と意気込みをつづっていた。

 そして23日朝に「助っ人Kさんの車で出発しました!」と報告。東北道を走る様子を実況しながら、「福島、東北の皆様、ぜひ、この機会に、辻ロック、観て下さい!がんばるよ。よっしゃ」と呼びかけた。

 「辻仁成コンサート2014『コトノハナ言花』」は7月23日の福島・郡山公演を皮切りに、8月10日の東京でのファイナル公演まで全国8カ所で行われる。