嵐の櫻井翔(32)など、ニュースキャスター以外のアイドルやタレントが報道番組でキャスターやコメンテーターを務めることが増えている昨今の風潮について、作家の乙武洋匡氏(38)は22日、自身のTwitterでコメント。「櫻井さんの起用を支持します」と自身の考えを示した。

 芸能人がキャスターを務めることへの賛否は、ネット上でも度々議論が繰り返されているが、18日にはエジプト出身タレントのフィフィ(38)が自身のTwitterで、日本テレビ系「NEWS

 ZERO」の一部放送内容がデタラメだったとして「なんか薄っぺらなんだよな。だから地上波の報道番組は頼りにならない」と批判。フィフィはこの発言がキャスターを務める櫻井を批判したものではないとしているが、その一方で、タレントが報道番組にどのような姿勢で挑むべきか、またファンはそのタレントをどう支えるべきかということについて一石を投じたいとの思いからの発言だったとも明かしている。

 このフィフィのツイートを発端に、“報道番組のタレント起用問題”が再び物議をかもしている。このことについてTwitterフォロワーから意見を求められた乙武氏は、「櫻井さんの存在によって、普段は興味のないニュース番組を見ようと思う若者もいる。大きな存在意義かと」と、タレント起用に賛成の立場を示した上で、「もちろん、専門家による詳細な解説が聞きたいと思う視聴者もいるでしょう。ならば、他の局を選択することもできる。各局は、そうした様々なニーズがあることを踏まえて、自分たちがどのような層にニュースを届けたいのかを考えていけばいい」と、多様な番組があることが望ましいとコメント。

 さらに乙武氏は、番組がタレントを起用するなど、従来の手法とは異なったアプローチでいかに視聴者へ情報を届けるかを試行錯誤していくことは重要だとし、「もちろん、そこに『真摯に伝える』という態度が必要であることは言うまでもありませんが」と前置いた上で、「私は、櫻井さんの起用を支持します」とコメントした。