声優で歌手の水樹奈々(34)の30枚目シングル「禁断のレジスタンス」(15日発売)のミュージッククリップのフルサイズが、9日午前0時に解禁された。

 今回は水樹の地元・愛媛県の遺産「マイントピア別子」「旧端出場水力発電所」で撮影を行った。

 「マイントピア別子」では“東洋のマチュピチュ”と呼ばれる東平エリア内にある、1905年(明38)ころに完成した東平貯鉱庫跡と索道停車場跡の2カ所で撮影を行った。どちらも鉱石産業に使われた重要機関で、遺構のため普段は立ち入り禁止だが、今回は撮影が許可された。

 水樹は地上8・5メートル、幅1メートルの危険な足場に命綱なしで上り、圧巻のパフォーマンスを披露。撮影場所には車でアクセスできないため、220段の階段を衣装のハイヒールを履いて、徒歩で上り下りを繰り返したという。

 「旧端出場水力発電所」は1912年(大元)に完成し、別子銅山に電気を送り続けていた水力発電所。現在は、内部の一般見学が禁止されているが、今回は水樹が観光大使を務めていることを受け、故郷・新居浜市の協力で、特例で撮影許可が下りた。

 撮影時間が限られていたため、貴重な遺産を傷つけないよう気を配りながら撮影したという。水樹は、新居浜ふるさと観光大使とともに、伊予観光大使も務めている。

 「禁断のレジスタンス」のミュージッククリップは、動画サイトYou

 Tubeのオフィシャルサイト(https://www.youtube.com/user/mizukinanaKING)で見ることが出来る。