モデル村田莉(まり=22)が1日、横浜中華街のアートカフェ「東アジア文化都市2014横浜カフェ~ヨコハマサイドステージ~」で行われた「第2回韓流文化祭」で、話題のオルチャンメイクを指導した。

 村田は「オルチャンメイクブース」を設置し、参加者に5分程度でメイクを施した。コミュニケーションを図りながらアイメイクを中心に“オルチャン”に仕上げた。オルチャンはハングルで「最高にカワイイ顔」という意味が込められている。目尻の長めのアイラインや目下のふくらみの涙袋、平行の太眉が特徴で、国内外の若者の間で大人気となっている。参加者は30~40代女性が大半で、村田は「韓国の流行は入れ代わりが早いので、いろいろな世代の方にオルチャンメイクを体験してもらえて良かったです」と満足げに語った。

 村田は16歳の頃、東方神起の大ファンになり韓国文化に興味を持つようになった。多い時では隔週で訪韓する。女性ファッション誌「Popteen」では、愛称「まりも」として人気を博し、韓国連載も行っていた。現在は「jiggy」の専属モデルとして活躍している。独自でハングルを勉強し、今では日常会話レベルまで話せるという。韓国の魅力については「女子力の高さ」と指摘し、「食事、美容、スタイルと韓国の女性は日本の女性以上に美意識が高い。街を歩くだけでも勉強になります」と説明した。

 韓流文化祭をプロデュースした韓国料理研究家の本田朋美氏と「韓国の最新事情」をテーマにトークショーも行った。K-POPでは、5人組男性グループ「B1A4」を推し、「東方神起とBIGBANGの中間のようなグループで、かわいらしさと愛嬌(あいきょう)を兼ね備えています。これからは格好いいに加えて、かわいらしいグループの人気が出ると思います」。グループ名はメンバーの1人がB型、4人がA型であることから付けられた。日本では12年6月にデビューした。

 本田氏は村田の視点に感心し、「韓国について非常に勉強しているので驚きました。村田さんのような若い世代と韓国文化を伝えていけると、さらに文化交流が深まるのではないかと思います」と話した。同文化祭では、オルチャンメイクのほか、韓国の飾り結びや韓紙工芸など計7ブースが設置され、女性客を中心ににぎわった。

 東アジア文化都市は今年1月から今月17日まで横浜市、中国・泉州市、韓国・光州広域市で行われる文化交流事業。ヨコハマサイドステージは8月に同事業の一環で「食とアート」を通じて、日中韓の相互理解を図ることを目的に開業した。明日2日には「エバラCJ×ヨンジョン韓国家庭料理教室」が開催される。