フジテレビの永島優美(ゆうみ)アナウンサー(22)が、新人にしてエース級の働きを見せている。4月に入社し、9月末から「めざましテレビ」(月~金曜5時25分)のキャスターに抜てきされた。10月27日にはメーンの加藤綾子アナ(29)が体調不良で途中退席。当日のことを「急なことで震えが来ました」と振り返るが、立派に代役を果たし、亀山千広社長(58)からも「たいしたもんだ」と褒められた。

 木曜と金曜は「めざましアクア」(同4時)のお天気キャスターも兼任。真夜中に家を出るため、就寝は午後7時、8時だ。「寝つきはいいんですが、5時間半は眠りたいから、月9は録画です。この前、迎えの車が来る5分前に目が覚めて、ブォーッて着替えて、顔洗って、歯磨きして、出て、セーフでした」。

 フジの歴代新人アナが務めてきたパンシリーズ「ユミパン」(木曜深夜0時35分)も始まった。「『めざまし─』は小学生の時から大好きな番組。いつも『何秒前!』みたいな、ものすごい緊張感の中、生放送の現場を感じさせてもらっています。楽しくて仕方ない。『ユミパン』は信じられなかったですが、ありがたいですね」。

 神戸で生まれ育ち、入社と同時に上京、1人暮らしが始まった。「東京の魅力にはまっています。関西とはエスカレーターの左右が逆なのが混乱しますね(笑い)。外食ばかりだと健康面も心配なので、料理もパーッと作りますよ。エビチリとか春巻きとか」。

 父のサッカー元日本代表FW永島昭浩氏(50=日刊スポーツ評論家)は、週末に同局でスポーツキャスターを務めている。「早く寝るから友達と時間が合わないので、週末は父とランチしたりしています」。

 父の七光ではなく、他局からも入社内定を得ていた実力者で、「バイキング」(火、木曜午前11時55分)「MONDAY

 FOOTBALL

 R」(月曜深夜0時35分)もレギュラー。ますます出番は増えそうで、健康状態も心配になるが、「情報もバラエティーもサッカーもやらせてもらえる。すごく責任を感じる瞬間があるけど、ポジティブに考えています」と話している。【小谷野俊哉】

 ◆永島優美(ながしま・ゆうみ)1991年(平3)11月23日、神戸市生まれ。10年、関学大社会学部に入学。同年神戸市観光親善大使。在学中の12年10月~13年3月、朝日放送「おはよう朝日土曜日です」のリポーター。漢字検定2級、日本語検定3級、英語検定2級、秘書検定2級。趣味はダンス、スポーツ観戦、映画観賞。160センチ。血液型A。