「コント赤信号」のリーダーでタレントの渡辺正行(58)が13日、ブログを更新して、6日に胆管がんのため亡くなった石井光三オフィス会長の石井光三さん(享年83)への思いを書いた。

 「石井光三社長が亡くなった」と題して告別式の模様を振り返った。

 「社長のご家族での写真を見たり、お孫さんを抱いて、笑ってる社長の写真を見る事が出来て、楽しい人生を送ったんだなー。棺の中に、タバコのピース缶や、社長の好きな物が入っていた。その中に、チキンラーメンがあった。社長がチキンラーメンを好きなことを、俺は、知らなかった。なんか社長らしくて…涙してしまった」

 売り出し中の思い出もつづった。

 「泊まりの時、社長のご実家に泊まらせてもらった。俺たちのパジャマが用意されていて、俺たちの歯ブラシが用意されていて…、子供たちと遊び、ご飯を食べ、夜、近くの竹林に向かってコントの練習をし…まるで、家族のように接してくれた社長とご家族」

 石井社長のパワフルなマネジャーぶりも明かした。

 「俺たち以上に良くしゃべり、良く動き、取引先に行っては、『赤信号よろしくお願いします!』と、俺たちが恥ずかしくなるような大声で営業し、仕事で出た弁当は、必ず持って帰る。帰る時、楽屋の台本・ごみは、必ず持って帰る…いろいろな事を教えてくれた」

 その上で「まるで父親だった、石井光三。あんなマネジャーは、他にいない。石井社長、あなたがいなかったら、今の俺はありません。コント赤信号もありません。ありがとうございました」と感謝の意を示した。