俳優向井理(32)が23日、主演するテレビ東京系ドラマ「永遠の0」(2月11、14、15日放送、時間未定)の試写と会見を行った。昨年12月の女優国仲涼子(35)との結婚後、公の場は初めてだが、報道陣から「結婚おめでとうございます」と祝福の声をかけられてもノーコメントだった。

 妻子と会うため、生きることに執着しながら、なぜか出撃した特攻隊員宮部久蔵を主軸に、家族愛をテーマに描く。結婚生活がほとんどない時代設定に新婚の向井は「当時は普通でも、今から考えると違和感を感じる。時代の変化も感じる」。さらに「守るものを見つけたとの思いが強かったのに、なぜ飛び立ったのか今も分からない」と語った。

 宮部の孫を演じた広末涼子は「テレ東さんは『妖怪ウオッチ』だけじゃないと同時に宮部は(映画で同役を演じた)岡田准一君だけじゃないぞと見せつけてくれる」とアピールした。また「テロや紛争がある世界の中での日本のあり方について、考えずにいられない今日という日に、お披露目できるのは運命。たくさんの悲しみ、憤りを平和への願いに変え、皆さんに届けばいい。今だから見ないといけない」と語った。

 共演は他に桐谷健太、多部未華子、中尾明慶、渡辺大、満島真之介、賀来賢人、中村蒼、金井勇太、伊東四朗らも出席した。