元ザ・タイガースのタレント岸部四郎(62)が22日、都内で開催された米映画「ホーボー・ウィズ・ショットガン」(26日公開)の試写会にゲスト出演した。公の場に登場するのは約半年ぶりという岸部は、車椅子で登場。ホーボー(流れ者)にちなみ、「ジャパニーズ・ホーボー」として招かれた。

 岸部は最近、数十年ぶりに話したという同じ元タイガースの沢田研二から、来年1月24日の沢田の全国ツアー最終公演に呼ばれ、タイガース再結成をすすめられていることを明かし「再結成?

 もしかしたら実現するかもしれない。まず元気にならないと。(舞台で)せめては歩きたい」と意欲をみせた。

 普段はスタスタ歩けるが、自律神経や精神の状態が悪いと足が動かなくなるという症状があるため、この日はあえて車椅子を使用。07年に妻が急逝してからは独身。最近、芸能界で年の差婚が相次いでいることを聞かれると「結婚は考えてますが、ボクはお金がないから女性がつかないですよ。加藤茶さんやマチャアキ(堺正章)さんはお金持ってるから」。しかし、再婚相手の理想の年齢を聞かれると「26歳」と答え、再婚への意思をのぞかせた。

 最近「ほとんど無職。仕事の計画はないです」という岸部だが「早く元気にならないとダメですね」とも話し、筋トレを週2回、ストレッチやウオーキングを週1回始めるなど“復活”を目指し、取り組んでいることも明かした。試写会を終えた岸部は、報道陣に「(試写会出演の)ギャラはあるんだろうか?

 それが心配です」と話し、笑わせた。