お笑い芸人有吉弘行(34)が、エッセー「オレは絶対性格悪くない!」(11日発売、太田出版)で作家デビューする。猿岩石時代は250万部超のベストセラーもあるが、ピンになってからは初めての出版。

 アイドル人気を誇った猿岩石の解散から4年。「底まで行って、誰にも相手にされなくなりました。給料がどんどん下がって、3年前についにゼロになってやばいな、と。遠慮するのをやめました」。バラエティーで先輩に対しても、おくすることなく悪口をぶつけ笑いを取るように。食えない時期に面倒を見てくれた上島竜平は「豚の死骸(しがい)」タモリを「昼メガネ」品川祐は「おしゃべりクソ野郎」肥後克広は「絞りカス」。先日の24時間テレビでは板東英二を「野球崩れ」と切り捨てた。

 その性格の悪さをエッセー風にしたためた。「『猿岩石』のピークより、芸人と呼ばれる今の方が幸せ。お世話になった上島さんより売れて、立派な送別会をやってあげたい」。